あなたは「aibo(アイボ)」というロボットを知っていますか?
aiboとは、ソニーから発売された家庭用の犬型ロボットのことです。
ソニーは実は1999年からアイボを売り出しているんです。初代のアイボですね。
これまでのアイボは「AIBO」と大文字で表記されました。
そして今回新しく発売された新型のアイボは「aibo」と小文字で表記されます。
それらアイボの機能や軌跡についてまとめてみました。
この記事は、
・アイボが好きな人
・ロボットに興味がある人
・ペットが欲しい人
などに宛てています。
これを読めば、アイボについて理解が深まると思います。これから買おうと思っている人はぜひ参考にしてくださいね。
※ ちなみにここでは新型のアイボを「aibo」、それまでのアイボを「AIBO」、そして両者をまとめて「アイボ」と表記しています。
しぐさがかわいらしい!「aibo」の機能とは?
新型aiboが発売されたのは、戌(いぬ)年の2018年の1月11日でした。この日は犬の鳴き声「ワンワンワン」にかけているのですね。
AIを使って個性的に成長していく!
まず新型aiboの特徴は、人工知能(AI)を搭載している点ですね。
飼い主や家族とコミュニケーションをとることで、ユニークで個性豊かなペットへと成長していきます。
人工知能には、与えられた情報を記憶するだけでなく、自ら学んで、繰り返し学習していくという機能があります。
また、自分の経験を学習して、どんな行動をとるべきかを自分で判断していきます。
こうした「学習記憶プログラム」がaiboにはあるということですね。
カメラで周囲を認識できる!
そしてaiboにはカメラやセンサーがたくさん付いていて、周りのものや人のことを認知し、環境や状況を感知できるようになっているのです。
カメラでは画像認識ができるので、人物を区別したり、障害物を避けることができます。
ですので各家庭のどんな部屋でも、周りの状況を把握して活発に動くことができるのですね。
aiboは飼い主の表情を読み取ることができる機能もあるので、そのときの飼い主の気分に応じた行動ができるようになっています。
aiboの基本情報
aiboの大きさは立ち姿勢で、幅約180×高さ293×奥行305mmとなっています。
重さは約2.2kgです。
そして約3時間の充電で、2時間の稼働が可能です。
本物の犬と似たところは?
aiboはロボットですが、特に本物の犬らしく見えるところをいくつかご紹介します。
まず、鳴くことです。反応に応じて「わん、わん」とか「くーん」といった数パターンの鳴き声を発することができるんですね。
やはりこちらの問いかけに反応してくれると嬉しいですよね。
また、場合に応じて脚を曲げたり首をかしげたりするところも、本物そっくりです。
aiboの体には数か所に触られたことを感知するセンサーがあり、動かせる関節も多いのでこれまでのAIBOに比べて、より複雑で滑らかな本物に近い動きができます。
それから本物らしいところは、肉球が付いているところですね。aiboにも本物のような肉球が付いているのです。
この肉球にはセンサーが付いていて、「お手」をしたときに飼い主の手を感知することができるのです。
気になるaiboのお値段とベーシックプランについて
aiboの本体価格は、19万8000円(税抜き)となっています。以前のAIBOの値段が25万円だったことに比べると、少し安くなっていますね。
ただしaiboは、この本体価格以外にもお金がかかります。
それがベーシックプランというもので、aiboを楽しむためには必ず加入しなければならないプランなのです。
ベーシックプランとは3年間の料金プランで、月々2980円または3年間一括の9万円となっています。
なので3年間の料金の合計は約30万円ほどになります。
aiboケアサポートの加入は任意
aiboケアサポートとは、健康診断が50%割引、修理代の50%割引となるサービスです。
料金は1年で2万円、3年で5万4000円となっています。
aiboの修理代はバッテリーの交換など2万円以下のものから、足などの駆動部や基盤の交換など10万円ほどになるものがあるようです。
しかしこれは任意のサポートですので、必ずしも加入する必要はありません。
aibo専用のおもちゃ「アイボーン」がある!
アイボーンはaiboがくわえて遊べるような、大きめの骨のような形をしています。
アイボーンの値段は2980円です。
aiboの価格で本物の犬なら何が買える?
aiboの本体価格19万8000円ですと、本物の犬ではチワワに相当します。
そのチワワの中でも健康的で血統書のあるチワワですね。
それぐらいのチワワは約20万円前後で購入可能です。
またaiboの本体価格にベーシックプランの料金などを加えた約30万円に相当する犬を探してみますと、トイプードルがそうですね。
いまトイプードルは人気の犬種なのでこれくらいの値段なんですね。
新型「aibo」が誕生するまでのキセキ
アイボの歴史は1999年から始まっています。
そのときの「AIBO」の発売は衝撃的でしたね。実際には、発売開始わずか20分で完売したほどです。
犬型のロボットを家の中で飼えるという新しい概念がとても斬新でした。
女優の黒柳徹子(くろやなぎ てつこ)さんが購入されたことも話題となって、AIBOを持つことがステータスのひとつともいわれました。
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それまでは家庭にロボットが現れるのは、ドラえもんやパーマン、鉄腕アトムなどのマンガやアニメの世界の中だけでした。
家庭でロボットと過ごすことは、ずっと人間が望んでいた夢のひとつだったともいえます。
なのでAIBOはその先駆けになったんですね。
AIBOの生産が終了される
2000年代に入って業績が悪化していたソニーは、2006年にAIBOの生産を終了しました。
ソニーもひとつの株式会社ですから、損失を減らして利益を出していかなければならず、リストラをせざるを得なかったんですね。
AIBOの修理窓口「AIBOクリニック」が閉鎖に!
そして2014年3月末で、ソニーのAIBO修理対応が終了してしまいました。
これはAIBOユーザーには悲しいことで、AIBOが壊れたらもう修理はできなくなってしまったんですね。
修理ができないことはロボットにとって致命的なことでした。
なのでAIBOの中には部品が欠けていたり動きがぎこちなかったりする、「障がい犬」が増えてしまったのです。
このAIBOの修理不能の期間に欠かせなかったのが、修理サービス「ア・ファン~匠工房~」です。
AIBOの修理を引き受けてくれたことに感謝した人は多かったはずです。
AIBOのお葬式が行われ、愛犬は天国に…
2015年の1月26日に千葉県いすみ市の光福寺で、AIBOの合同葬儀が行われました。
以後、2017年の葬儀で5回目となります。
2017年の葬儀では富士ソフトのロボット「パルロ」が司会を務め、袈裟(けさ)をまとったアイボ2台によって題目が述べられました。
このとき供養された100台のアイボは、供養されたのちに修理用の部品を提供する献体となったそうですよ。
動かなくなった後も、ほかのアイボの中で生き続けるんですね。
AIBOのお葬式に関することは、070(4014)7955にお問い合わせください。
待ちに待った新型aiboが復活!
AIBOの生産が終了したあと、実に12年ぶりに、アイボは新型「aibo」として復活することなったんです。
aiboを待ち望んでいた人はかなり多かったのではないでしょうか。
まとめ
ここでは家庭用ロボット犬のアイボについてまとめてみました。
アイボがかなり魅力的なのはわかったのですが、一番のネックはやはり料金ですかね。
あとはソニーがどこまでサポートを続けてくれるか、ですね。
これからアイボがどのように進化していくのか、楽しみですよね!
まとめは以上となります。
ペットを飼うことに不安がある人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。