いつになったらリニアモーターカーに乗れるようになるのでしょうか。
リニアモーターカーはリニア中央新幹線ともいわれていて、その言葉は誰もが聞いたことのある知名度の高い乗り物ですよね。
そこでここでは、そのリニアモーターカーの仕組みについてまとめたいと思います。
この記事は、
・最新の乗り物に興味がある人
・リニア新幹線の完成が待ち遠しい人
・仕事などで電車は欠かせない人
に宛てています。
これを読めば、リニアモーターカーについてその仕組みを簡単にわかるようになると思います。
リニアモーターカーがいつ完成してもいいように、今のうちからよく仕組みを理解しておきましょうね。
リニアモーターカーの仕組みを簡単に説明します!
リニアモーターカーは簡単に言うと、磁石で動く乗り物なんです。
磁石というものは、N極とS極がありますよね。
N極とS極を近づけると引っ張り合い、N極同士、S極同士を近づけると反発するんですね。
この磁石を、車体と地上に取り付けます。
そして車体に取り付けた磁石と、地上に取り付けた磁石を操作して、車両を浮かせたり進めたりしているのです。
例えば車体をN極にして、その車体の下もN極にすればN極同士で反発しますよね。
ですから車体が浮くわけですね。
コイルと磁石を近づけたり遠ざけたりすると、コイルに電流が流れます。
電気というのは電圧をかける以外にも、コイルと磁石を使うことで作り出すことができるんですね。
そしてそのコイルに電流が流れると、磁界が発生して反発力を得ることができるのです。
技術の粋を集めたリニア新幹線には超電導磁石が使われている!
またリニアモーターカーには超電導磁石というものすごく強力な磁石を積んでいるので、重い車両も浮かせることができるんですね。
そして車体がN極のとき、斜め前がS極だと前に引っ張られますね。
車両の超電導磁石はN極とS極が交互に並べられていて、電磁誘導による磁石の引っ張る力と反発する力をうまく使って車両を前に動かしているんです。
この超電導磁石の超電導とは、ある金属や化合物を非常に低い温度に冷却したときに、電流が流れるときの電気抵抗がゼロになることをいいます。
電気抵抗がゼロになると、電流が流れ続けることができて、電磁石を作ることができるのです。
リニアモーターカーはいつになったら開通するのか?
今のところリニア中央新幹線の開通予定は、東京(品川)ー名古屋間が2027年(平成39年)となっています。
また名古屋ー大阪間はこれまで、2045年(平成57年)の開業予定となっていました。
しかしこの予定が8年前倒しとなって、2037年(平成49年)の完成を目指すことになりました。
直線距離で約260kmある東京ー名古屋間ですが、今まではJR東海はまずこちらの区間を建設したいと考えていて、約140kmの名古屋ー大阪間は東京ー名古屋間が完成した後に作る予定でした。
しかし前倒しするとなると、東京ー名古屋間の工事と名古屋ー大阪間の工事を同時に進めなければ完成は難しくなるといわれています。
また実際にリニア新幹線の線路を建設すると、東京ー大阪間は直線距離よりも長い約500kmの長さの線路が必要になります。
しかもリニア新幹線を建設するのはほとんどが山岳地帯となるため、大規模なトンネル工事が必要となるのです。
さらにリニア新幹線の駅を新しく作るときも、周辺に住宅があって工事の騒音や振動が懸念されています。
でももし建設できれば東京ー大阪間が、約1時間で結ばれることになるんですけどね。
ちなみに建設費は東京ー名古屋間で約5兆5000億円、東京ー大阪間まで含めると約9兆円ほどかかるそうです。
リニアモーターカーの停車駅が人気スポットに?!
リニアモーターカーが走る東京ー名古屋の区間で停車駅となるところは、品川(東京都港区)、相模原(神奈川県相模原市)、甲府(山梨県甲府市)、飯田(長野県飯田市)、中津川(岐阜県中津川市)、名古屋(愛知県名古屋市)の6か所となっています。
リニアモーターカーでは東京から名古屋まで、実に40分で行けてしまうんです。とても便利になりますよね。
これらの駅はこれから人気スポットになることは間違いないですね。
でも「品川に新しい駅を作るといってももうそんなスペースはないよ」、と思うかもしれませんが、実はリニアモーターカーが停まる品川駅は、東海道新幹線の地下に作るのです。
リニア新幹線が開通すれば、品川駅の地下はますます発展してかなり混雑することになるのでしょうね。
名古屋ー大阪間に関しては、停車駅はまだ決まっていません。
名古屋ー大阪間は東京ー名古屋間よりも距離が短いので、駅の数は東京ー名古屋間と同じくらいか、少なくなるのではないでしょうか。
リニア新幹線の新駅ができることの良い効果4選!
駅周辺が発展して観光客が増える!
新しい駅ができると、駅近くにマンションができたり、デパートや百貨店ができたりしますよね。
なので駅周辺は今まで以上に活気づくことになります。
ほかにもお土産や、地域の特産品などを売るお店も作られて、観光客も増えるでしょう。
そうすればそれまではそこに行かなかった人たちのことを振り向かせることができるのです。
大きなデパートや百貨店には、何といっても集客力がありますからね。
インフラが整備され、外国人も快適に!
そして生活や産業の基盤となる道路や水道、電気、インターネットなどが整備されます。
それらのインフラは生活を支えるだけでなく、街の魅力のひとつにもなっていくため、街の活性化には欠かせないものになります。
特にこれからは外国人の観光客が増えていきます。
なので交通網や電気や水道などの基本的なインフラは、外国人にも対応するものを作ることが大事です。
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人口が増えて街に活気が出てくる!
駅周辺に人が増えれば、当然そこに住む人も増えます。
特に通学・通勤している人は、交通の便がいい駅周辺に住みたいと思いますよね。
私も一人暮らしをした経験があるのでわかりますが、住む場所を探すときは駅を中心にして探すことが多いと思います。
なので駅周辺のイメージが、その街のイメージとなります。
いい駅ができれば他県からも移り住む人が出てきますので、それだけ駅の存在は大きいということですね。
地価の向上で資産が数倍に!?
駅ができると、地価は格段に上がります。
なのでそこに土地を持っている人は、かなり嬉しいですよね。
今まで使い道のなかった空き地が、駅ができてから10倍の地価になった、という話もよく聞きますよね。
地価が上がるということは、それだけそこに価値があるということですから、何か商売を興すこともいいかもしれませんね。
人気沸騰中!山梨でのリニア新幹線の試乗体験!
2018年の3月、4月にリニア新幹線の試乗体験がおこなわれました。
最新のリニア新幹線の最速のスピードを体験できることは、貴重な経験になりますよね。
その参加料金は、2席で4320円、4席で8640円となっていました。
3月は23・28~30日、4月は3~6日の8日間となっていました。
集合場所は、山梨実験センター(山梨県都留市小形山271-2)となっています。
詳しくは超電導リニアのサイトで確認してくださいね。
※追記 (2018年6月25日)
2018年7月、8月に第2回超電導リニア体験乗車が行われました。
※追記 (2018年12月7日)
2018年10月、11月に第3回超電導リニア体験乗車が行われました。
まとめ
ここではリニアモーターカーの仕組みや開通予定などについてまとめました。
ここで紹介した開通予定日はあくまでも予定ですので、変更になることがあるかもしれませんので注意してくださいね。
早く乗りたいという人は、上記の試乗体験を利用してみるといいと思います。
時速500kmの気分がどんなものか、あなた自身で体験してみてくださいね!
まとめは以上となります。