ひな祭りの由来とは?雛人形や食べ物の意味などを簡単に説明します!

 

3月の大きなイベントといえば、3月3日のひな祭りですよね。

 

ひな祭りというと、雛人形を飾ることがメインの行事です。

 

また、ひなあられや菱餅など、ひな祭り特有の食べ物もあるんですよね。

 

そこでここでは、ひな祭りの由来やひな祭りに関する食べ物などの意味について、まとめてみました。

 

この記事は、

・ひな祭りの由来が知りたい人

・雛人形にはどんな意味があるのか気になる人

・子供にひな祭りの意味を教えたい人

などに宛てています。

 

この記事を読めば、ひな祭りの由来や意味について知ることができると思います。

 

もし小さいお子さんがいれば、ぜひ教えてあげてくださいね!

 

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ひな祭りの由来は平安時代の遊びにあった!

 

ひな祭りの由来は平安時代にまでさかのぼります。

 

平安時代といったら「鳴くよ ウグイス 平安京」でおなじみの794年から1185年に鎌倉幕府が成立するまでの約400年間のことですね。

 

平安時代では都は京都にありましたが、その京都の貴族の間で行われていた遊びが、ひな祭りの由来だといわれています。

 

当時はひな祭りは現在の年中行事に見られるような儀式とは違って、もっとくだけた感じの遊びの一つだったといわれています。

 

平安貴族の子どもたちは、人の形をしたものを使って貴族の日常生活をまねて遊ぶ人形遊びをしていたんですね。

 

この遊びがひな祭りの由来とされているのです。

 

ひな祭りが「ひなあそび」といわれる所以も、そうした平安貴族の遊びが起源となっているとされているんですね。

 

ひな祭りの由来はもうひとつあった!

 

ひな祭りの由来は「ひなあそび」のほかに、草やわらで作った人形を川へ流すという「流し雛」(ながしびな)が起源となったともいわれています。

 

流し雛は「雛流し」ともいわれていて、身の穢れ(けがれ)を水に流してきれいにするという行事のひとつだったのです。

 

人形を川へ流すことには、厄を祓って日々の平穏と健康を願う意味が込められていたのですね。

 

また江戸時代になると、川へ人形を流すと川が汚れるということで、雛流しはしだいにやらなくなっていきました。

 

そしてよく行われていた人形遊びが、人形を飾るひな祭りへと変わっていったといわれています。

 

なのでひな祭りの起源は、健康を願って人形を流す流し雛と、平安貴族の子供たちによる人形遊びが融合していったものだといえます。

 

平安時代が起源とされる「五節句」とは?

 

五節句(ごせっく)とは季節の変わり目を表す5つの節句のことです。

 

具体的には、1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(たなばた)、9月9日の重陽(ちょうよう)の5つの節句のことをいいます。

 

暦の中で奇数が重なる日に、旬の植物から生命力をもらって邪気を払うという風習があったんですね。

 

これら五節句では、特別な食べ物を食べることで身の穢れを払い、健康長寿や厄除けを願ったのです。

 

そしてひな祭りは3月3日ですから、五節句の上巳に当たる日でもあったのです。

 

そのため雛人形は、穢れを払い厄災を除ける守り雛として祀られるようになったんです。

 

ちなみに3月3日は桃の花が咲く時期であるため、「桃の節句」ともいわれています。

 

ひな祭りで雛人形に込められた意味とは?

 

ひな祭りで用いられる雛人形には、大切な意味が込められていました。

 

それは、愛するわが子がずっと健康でいられるように、厄払いやお守りの意味が込められていたのです。

 

ひな祭りの起源となる平安時代は、まだ医療が未発達で衛生環境も悪かったため、貴族の子どもであっても、幼くして亡くなってしまうことが多かったんですね。

 

そのため、健康を願う食べ物や行事は大切なこととされていたのです。

 

先述した流し雛も、人形を使うことで子供の厄を人形に移したのです。

 

その人形はいわば、子どもの身代わりとなっていたのですね。

 

子どもの身代わりとして人形を川に流すことで、子供をさまざまな厄から守ったのです。

 

雛人形を使うことには特別な意味があった!

 

雛人形を使った「雛遊び(ひなあそび)」は、今のおままごとのようなものでした。

 

雛遊びのほかにも、自慢の雛を見せ合う「ひな合わせ」や、ご馳走を持って親戚を訪ねる「ひなの使い」、おひなさまに春の景色を見せてあげる「ひなの国見せ」などがおこなわれたのです。

 

ちなみに、雛人形をひな壇に飾る様子は、結婚の儀式を模したものといわれています。

 

三人官女や五人囃子は、おひなさまの結婚を祝っていたのですね。

 

菱餅の3色には大事な意味があった!

 

ひな祭りで食べられる特別なものは、ひなあられや菱餅(ひしもち)のほか、はまぐりやちらし寿司などがあります。

 

菱餅は赤・白・緑の3色からなる餅を重ねたものです。

 

鮮やかな3色でできた餅のことですね。この3色には大事な意味があります。

 

菱餅の赤色は、桃の色を表していて、先祖を敬い、厄を祓って健康を願う意味があります。

 

白色は、純白で清浄な様子を表していて、穢れのないさまを表現しています。

 

緑色は、蓬(よもぎ)を使うことで、春先に芽吹く新芽を表しています。

 

ひなあられは「ひなの国見せ」で食べられていた!

 

ひなあられは色鮮やかなお菓子で、ひな祭りで食べる特別な食べ物ですよね。

 

このひなあられはひなの国見せのときに、よくおやつとして食べられたといわれています。

 

食べ物を屋外に持ち出す際に、ひなあられは軽くて持ち運びやすかったと考えられます。

 

またひなあられは、餅を細かくして揚げたものに砂糖をかけて色を付けたものですが、このひなあられの色にも意味があるんです。

 

白色は雪を、緑色は木々の芽を、そして桃色には生命を表す意味があるのです。

 

ちなみに、ひなあられは関東と関西では違いがあります。

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関東では砂糖の甘い味付けなのに対して、関西では塩や醤油を使った味付けで、エビや青のりが使われることがあります。

 

また名古屋では、円柱形のものと丸いものがあり、関東とも関西とも違う形状なんですね。

 

また関西の一部の地域では、あられをチョコレートでコーティングした、「チョコあられ」というのもあるそうです。

 

地域によって特色のあるひなあられを食べてみたいですよね!

 

ちらし寿司には具材に意味があった!

 

ちらし寿司は古くから日本各地で作られていた家庭料理です。

 

もっとも、具材が豪華なちらし寿司を庶民が食べられるようになったのは、食生活が豊かになったからで、魚介類や寿司ネタをたくさん使った江戸前ちらしが普及したのは、明治時代以降になってからです。

 

ちらし寿司の具材の海老やシイタケには「健康で長生きができるように」、レンコンには「先を見通すことができるように」、そしてには「まめに暮らせるように」、という意味があります。

 

ちらし寿司は、今ではひな祭り以外の行事でも祝いの食事として食べられることが多いですね。

 

ひな祭りで食べる蛤(はまぐり)の意味とは?

 

ひな祭りに食べる特別なものに、ハマグリがありますね。

 

ちらし寿司と一緒にハマグリのお吸い物を食べる人も多いと思います。

 

ハマグリの貝は一対となっていて、ただ一つの貝としかピッタリ合わないようになっています。

 

ですから、ハマグリには「生涯でただひとりの人と連れ添うことができるように」という意味が込められているのです。

 

結婚相手が、ただ一人の運命の人であると思われているのですね。

 

まとめ

 

ここでは、ひな祭りについてまとめてみました。

 

ひな祭りの由来や、雛人形、食べ物の意味などは興味深い内容でしたね。

 

これらの意味は主に、病気にならず健康でいられるように、というもので、子どもを持つ親であれば誰でも願うことです。

 

ですからこれからもひな祭りの行事は大切にしていきたいですね!

 

まとめは以上となります。

 

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