鯉のぼりの意味や由来は?子供に聞かせたい話を分かりやすく解説します!

5月5日のこどもの日が近づくと、よく鯉のぼりを見かけます。

大きく揺らぐ鯉の姿を眺めていると心が和みますよね。

でも最近は少子化のせいか、鯉のぼりを見かけることがかなり少なくなってしまいましたよね。

でも、どうして鯉のぼりはあげるんでしょうか。鯉のぼりをあげることにどんな意味があるのでしょうか。

そこでここでは、鯉のぼりの意味や由来についてまとめたいと思います。

この記事は、

・鯉のぼりにはどんな意味があるのか気になる人

・子供に鯉のぼりの意味を教えてあげたい人

・吹流しの存在が気になっていた人

に宛てています。

これを読めば、鯉のぼりの意味が分かってスッキリすると思います。

わかりやすく説明しますので、子供にもぜひ教えてあげてくださいね。

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詳しくわかって疑問解決!鯉のぼりの由来とは?

大空を泳いでいる鯉のぼりですが、「のぼり」って一体なんでしょう?

実は、鯉のぼりの「のぼり」の漢字は、「幟」という漢字を使います。

福武国語辞典によると、「幟」の意味は次のようになります。

幟(のぼり)…

①細長い布のはしに竿(さお)を通して立てるもの。

②「鯉幟(こいのぼり)」の略。

この「幟」については、江戸時代が起源となっています。

実は、江戸時代には端午の節句に「幟」を飾る風習がありました。

端午の節句は、男の子が生まれたことを祝う大事な行事だったので、このとき飾った幟は、「旗指物(はたさしもの)」が使われていました。

旗指物とは、戦場でよろいの背中に指して目印とした旗のことです。

当時の武士が使った旗指物は家紋だけが入ったとても簡素なものだったんですが、それがやがて庶民にも広まるようになっていったんです。

庶民に広がった幟は、その後に鯉を使った「鯉幟(こいのぼり)」へと変化していったわけです。

なぜ鯉が使われるようになったのか?

当時武士が飾っていた家紋入りの旗指物は庶民には許されていませんでした。

ですので庶民たちはその代わりに、道教の神である鍾馗(しょうき)や武者の絵を描きました。

またこのとき庶民は、健康と勇気と成功のシンボルとされた「鯉」の姿を吹き抜きとすることを考えたのです。

このときから鯉が使われ始めたのですね。

当時、鯉は「龍門の滝を登り、龍となって天に昇る出世魚」と考えられたとても縁起のいい魚だったんです。

これは「登竜門(とうりゅうもん)」と言われる故事なのですが、鯉が龍に変化することから、鯉には立身出世の力があるとされていたのです。

ちなみに当時の鯉のぼりは、現在見られるような数匹を連ねる形ではなく、1匹だけを飾っていました。

その当時に描かれた絵画などを見ると、どの作品の鯉のぼりにも鯉は1匹だけしか描かれていません。

現在のような鯉を数匹連ねる形は、明治時代から行われるようになったとされています。

参考文献:鯉のぼりの里を訪ねて ー埼玉県加須市ー

ちゃんとした意味があった!天球、矢車とは?

鯉のぼりの竿の先端に、丸くてカラカラしたものがありますよね。

鯉のぼりの竿の先端にあるものを、天球(てんきゅう)、カラカラしたものを矢車(やぐるま)といいます。また天球は回転球(かいてんきゅう)ともいいます。

それぞれの意味は次のようになります。

・天球…神様にこどもが生まれたことを伝える目印。

・矢車…邪気を払って魔を滅し、健康を祈願したもの。

これらの部分にもちゃんとした意味があったんですね。

ちなみに鯉のぼりを飾るときは、天球、矢車、吹流し、真鯉、緋鯉の順となります。

目からウロコの雑学!端午の節句の意味とは?

5月5日を端午の節句(たんごのせっく)ともいいますよね。

この「端午」と「節句」それぞれについて説明したいと思います。

まず端午ですが、「端(たん)」は、物事の初めという意味で、「午(ご)」は五という意味だったんです。

つまり「端午」は5月の初めの5日、という意味だったのです。

また「節句」は五節句の一つのことで、祝いの行事や特別な食べ物を食べる風習がありますよね。

五節句とは、次の5つのことです。

・人日(じんじつ)…1月7日

・上巳(じょうし)…3月3日

・端午(たんご)…5月5日

・七夕(たなばた)…7月7日

・重陽(ちょうよう)…9月9日

端午の節句に食べる「ちまき」の由来とは?

ちまきの起源は中国で、以下のような説があるとされています。

・水中の悪神のたたりを鎮めるために用いられたもの。

・川に身を投げて死んだ人の霊を慰めるために供物にささげたもの。

参考文献:端午の節句(黒板伸夫)

日本では、すでに平安時代には節句の日に人に贈られていました。

今から1,200年も前のころから、ちまきは存在していたんですね。

昔の京都や大阪では、男の子が生まれた初の節句にはちまきを送り、2年目から柏餅を贈っていたそうです。

鯉のぼりの色には大切な意味が込められていた!

鯉のぼりには黒くて大きなものもあれば、赤いものや青いものもありますよね。

それらの色の違いには次のような意味があります。

・黒…お父さん

・赤…お母さん

・青…子供

黒という色は、生命に欠かすことのできないを表しています。また、大黒柱ともいうように、黒は一家を支える中心的な存在を表しているので、お父さんを表す色とされました。

赤という色は、を表しています。火には勢いをつけるという意味があって生命を育むという意味が込められたため、お母さんを表す色とされました。

青という色は、植物の芽が出たばかりの状態を表していて、これから成長していくことを表す色で、子供を表す色といわれています。

鯉のぼりの色には「五行説」が関係していた!

古くから中国では、自然界のものはすべて5つのものからなるという「五行説」の考え方がありました。

五行とは、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)のことで、これらは万物を表す元素であるとともに、お互いに影響を及ぼし合っている元素でもあります。

そして五行には色も関係しています。

表1.五行が表す色と意味

五行 意味
新しい、若い
成長を促す
幸せ、希望
純粋、無垢
絶対的な存在

五行が表す色については、それぞれ重要な意味があったんですね。

鯉のぼりの「吹流し」にも5色が使われている!

鯉のぼりと一緒に空を泳いでいるのが、吹流し(ふきながし)ですよね。

いつも鯉のぼりの一番上にあるのを見かけると思います。

吹流しは上記の5色が使われているもので、とてもカラフルですよね。

鯉のぼりの中で5色が使われているのはこの吹流しだけですが、これには特別な意味がありました。

人々は古くからずっと災害や病気に見舞われてきたんですね。大人になる前に若くして命を落としてしまう子供もたくさんいたんですね。

なので吹流しのこの5色には、そうした自然災害や疫病から子供たちを守って、健康に成長してほしいという願いが込められていたのです。

こどもの日となったのはいつから?

鯉のぼりを飾る「こどもの日」ですが、いつから始まったんでしょうか。

実は昭和23年の国民の祝日に関する法律によって定められました。

それまでは男の子の成長を祝う日とされていましたが、この年からは男女ともに祝う日となったんですね。

今ではこどもの日は、子供の成長を祝うとともに、産んでくれた母親に感謝する日ともなっていますよね。

まとめ

ここでは鯉のぼりの由来や意味についてまとめてみました。

鯉のぼりが現在の形になるまでにはいろんな経緯があったんですね。

子供を丈夫に育てることや、災害や病気から守ることというのは、いつの時代でも変わらないことだということですね。

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