お正月といえば、おせちですよね!
おせちには、海老、かまぼこ、伊達巻など、たくさんの具材が入っていますよね。
この一つ一つに、それぞれ意味があったって、知っていましたか?
そこでここでは、そのおせちの意味などについて、まとめてみました。
この記事は、
・お正月にはおせちを食べる人
・子供とおせちを食べる人
・おせちの雑学が知りたい人
に宛てています。
これを読めば、おせちの意味や由来について、わかるようになると思います。
また、この内容にはところどころにクイズがありますので、子供と一緒でも楽しめる内容となっています。
おせちの意味と由来を考える!
おせち料理には、たくさんの食材が使われていますよね。
ここではまず、おせちの基本の重箱について考えてみましょう。
一般には、酢の物や煮物、焼き物などを重箱に詰めて出すことが多いと思いますが、おせち料理を重箱に入れるのには理由があるんです。
では、クイズです!
一番最初の練習問題ですよ。
おせちを重箱に入れる理由とは?
A おせち料理は重箱に詰めなければならないという法律があるから。
B 重箱はおせちのときしか出番がないから。
C めでたさを「重ねる」という意味で、縁起をかついでいるから。
どうでしょうか。
わかりましたか?
正解は・・・
答えは、C です!お正月はめでたいことなので、そのめでたさを2重にも3重にも重ねたいという思いが込められているんですね。
おせち料理は、重箱に詰めなければならないという法律はありません。重箱以外でもみんなの取りやすい大皿で出すこともありますよね。
また、重箱は確かに利用する機会は減っていますが、お花見の時や、運動会なんかでも使うことはありますよね。まだまだ出番はあります。
ちなみに、おせちで使う重箱は5段重か4段重が正式なものとされていますが、それを簡素化した、3段重や2段重も広まっているようです。
なので、段数には厳格な決まりはないんですね。
これを踏まえて、次からおせちの意味のクイズを考えてみてください!
子供と一緒に!おせちの意味の雑学クイズ5選!
ここでは、子供と一緒に考えられる雑学5つをクイズにしてみました。
1問ごとに詳しく解説していますので、読んでみてくださいね。
「未来の見通しがいい」という意味があるものは?
A 紅白なます
B 海老(えび)
C れんこん
わかりましたか?
その形がヒントになっていますよ。
正解は・・・
答えは、C のれんこんでした。
れんこんにはたくさん穴があって、先を見通せる形になっていますよね。そのため、未来の見通しがいいとか、将来の見通しがきくといった意味合いがあるんです。
Aの紅白なますは、大根とにんじんを酢で和えたもので、その色合いがお祝いの水引のようであるから、縁起がいいものとされているんですね。
Bの海老は、ひげが長くて背中が丸まっていることから、長寿を願う意味があります。
また、海老は脱皮して成長してくことから、出世を願う意味もあります。
ちなみにおせちで使う海老は、伊勢海老のほかにクルマエビが使われたり、煮しめとして調理されたりもします。
紅白なますも海老も色が鮮やかな品ですので、めでたい席には向いている食材といえますね!
伊達巻や昆布巻に共通する意味は?
A 出世
B 学問の成就
C 金運の上昇
これも形状にヒントがあります。
伊達巻と昆布巻に共通する形状は、~巻きとなっているところですよね。
どうでしょうか?
正解は・・・
正解は、B です。どうして学問の成就なの?って思いますよね。
これは、伊達巻も昆布巻もどちらも「巻き物」の形になっているからなんです。
昔、巻き物を使って読んだり書いたりしていたんですね。巻き物は書物のひとつだったんです。
だから「巻き物」には「学問、教養」という意味が込められていたんですね。
この昆布巻には、ほかにもいい意味があって、「よろこぶ」という語呂合わせから、健康・長寿の意味や、「昆布」に「子生」の字をあてて、子が生まれるという子孫繁栄の意味もあるんです。
たくさんいい意味がある昆布巻はおせちには欠かせない一品ですね。
Aの出世の意味を持つものは、上記の海老のほか、うなぎや鰤(ぶり)の焼き物などです。
うなぎは、「うなぎのぼり」という言葉から、地位がどんどん上がっていく意味がありますし、鰤は出世魚なので縁起がいい生き物とされています。
Cの金運を上げるものは、「栗きんとん」が挙げられます。栗きんとんは漢字では「栗金団」と書くんですね。
金団とは金のかたまりですから、栗きんとんには金運を上げるという願いが込められているんです。
新しい年になって、金運が上がっていったらうれしいですよね!
初日の出を表している食べ物は?
A 黒豆
B きんかん
C 紅白かまぼこ
ノーヒントです。考えてみてください!
わかりましたか?
正解は・・・
正解は、C の紅白かまぼこでした。
これは、紅白かまぼこの形状が、初日の出に似ていますよね。わかりやすい問題でした。
またかまぼこの赤には魔除けの意味があり、白には清浄の意味があります。さらにこの紅白の色の取り合わせは縁起がいいとされているんですね。
黒豆には、まめ(豆)にはたらくことができる、という意味があります。
おせちでは豆類が使われることが多いのですが、それはこの意味を含むだけでなく、食材として栄養価が高いという理由があります。
きんかんもおせちに出される食材のひとつですが、きんかんは、「ん」を重ねる言葉で「金冠」を連想することから、幸運を重ねて、大きな財産を得るという願いが込められていています。
「慈姑」という漢字の読み方は?
A こんにゃく
B ちょろぎ
C くわい
漢字の読み方の問題です。
どれも当てはまりそうですが、正解はひとつですよ!
ヒントは、大きな芽が出るものです!
少し難しかったですが、漢字が得意な人ならわかったかもしれないですね。
正解は・・・
答えは、C のくわいです。
こんにゃくは、「蒟蒻」、ちょろぎは、「草石蚕」という漢字を使います。
くわいは、最初に大きな芽が一本出ることから、「芽が出た」=「芽出たい」=「めでたい」と考えられています。
そして、芽が出ることには、出世の願いも込められています。
そしてこんにゃくもおせちで見ることが多い食材のひとつですね。
このこんにゃくは、おせちでは「手綱こんにゃく」として出されることが多いです。
この手綱こんにゃくは結び目があることから、「良縁を結ぶ」という意味があります。
またちょろぎですが、「ちょろぎ」ってなに?と思うかもしれませんね。
これはおせち料理以外ではあまり見かけないものなんですが、赤くて小さな巻貝みたいな形をしているんですね。
ちょろぎは、シソ科の植物の一つで、生姜のようなピリッとした辛さのある食べ物です。
あまり知られていませんが、元々ちょろぎは白いもので、おせち用のものは赤く染められているものなんですよ。
このちょろぎにも、ちゃんと意味があるんです。
それは、ちょろぎに「長老木、千代呂木」という字をあてて、いつまでも健康で長生きできるように、という意味が込められているのです。
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田作りとはどんな食べ物?
A イワシの幼魚の佃煮
B ニシンの卵
C ゴボウを酢で和えたもの
これは難問ですね。
どれも田とは関係なさそうですが…?
正解は・・・
正解は、A でした!田作りとはイワシの幼魚の佃煮だったんですね。
Bのニシンの卵は、「数の子」ですね。
そしてCのゴボウを酢で和えたものは、「たたきごぼう」です。
でも、なぜイワシの幼魚の佃煮を田作りというのか、気になりますよね。
これは昔、田植えのときに、肥料としてイワシを使ったことが由来とされています。
そのイワシを使うことで、たくさんのお米を収穫することができたんですね。
それでお正月にイワシを食べることで、豊作を祈願するようになったんです。
Bの数の子は、卵の数が多いことから、子孫繁栄の意味があります。ニシンはたくさんの子を産む、ということにあやかっているのですね。
Cのたたきごぼうは、「細く長く幸せに」という意味のあるゴボウを使っているので、縁起のいい食べ物とされています。
また、たたきごぼうは、その身を叩いて開くことから、開運の意味もあります。
まとめ
ここでは、おせち料理の品々についてまとめてみました。
これらのクイズに登場する食材は、どの選択肢もすべておせちに関するものなので、それらの意味も確認できると思います。
おせちを食べるときには、これらのことをぜひ思い出してくださいね!
まとめは以上となります。
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