今年最後の日、大晦日(おおみそか)に食べるものといえば、年越しそばですよね!
この日はどこのおそば屋さんでも、すごく長い行列ができるほど、大盛況ですよね。
外に食べに行かず家にいる人でさえも、カップ麺のそばを食べています。
最近では私も家でカップ麺のそばを食べることが多いんです。
年末は長時間の歌番組とかスポーツとか、普段見られないスペシャルの番組が多いので、テレビの前から離れられないんです・・・
大晦日は夜遅くまで起きてるから夜食にそばを、という人もいますよね。
そもそもどうして年末にそばを食べるようになったのでしょうか。
とても気になります。ですが年越しそばはもう当たり前になっていて、理由もわからずに食べている人がほとんどだと思います。
そこで、年越しそばを食べる理由を調べてみました。
これを読めば、あなたのそばに対するイメージが変わりますよ!
年越しそばを食べる理由は、一年の厄を断ち切るため!
そばは切れやすいものなので、「一年の厄(やく)を断ち切る」という意味で食べられたのが一番の理由だったんです。
一年の最後の日である大晦日に食べて、厄を来年に持ち越さないという意味で食べられるようになったといわれています。
むかしからそばは、月末に食べるという風習がありました。
月末を「三十日(みそか)」といって、その日に食べるそばを、「三十日そば(みそかそば)」といっていました。
ではどうして年末だけそばを食べて、ほかの月末ではそばを食べないの?と思うかもしれませんね。
でも実は、ほかの月末でも結構そばを食べているんです。
おそば屋さんでも、毎月月末にキャンペーンをやっているところもあって、その日だけ値段を安くしたり、特別なメニューを提供したりしているんですよ。
ちなみに、毎月月末は「そばの日」にもなっているんです。
もしかしたらあなたも、知らず知らずのうちに月末にそばを食べているのではないですか?
年越しそばと関わりのあった病気は、脚気だ!
先ほど、年越しそばを食べる理由は一年の厄を断ち切るためと書きましたが、実は理由はそれだけではありませんでした。
そばを食べるようになった理由は、脚気(かっけ)という病気とのかかわりがあったんです。
むかし江戸の人たちの間では、米が食べられるようになって、食生活が豊かになった時期がありました。
そのとき、栄養がかたよって、脚気(かっけ)という病気にかかる人が増えてしまったんですね。
この脚気は武士や将軍にまで広まり、大変な問題だったんです。
脚気という病気は、ビタミンB1が欠乏することによる栄養失調が原因です。
なので、ビタミンB1を豊富に含むそばは、脚気にとても有効な食材だったわけです。
「そばを食べている人は脚気にならない」
といわれたのはそのためです。
このことがあって、人々のあいだでそばを食べる風習が広まったんです。
当時は「ビタミンB1」という言葉や栄養に関する知識は、まだなかったと思うのですが、それに気づいたむかしの人ってすごいですよね!
そばにはビタミンB1のほかにも栄養がたっぷり!
あなたがそばを食べるのは、年末だけではないですよね。
暑さの厳しいときに食べたり、あまり食欲がないときにそばを食べるという人もいるかと思います。
基本的には、そばはいつ食べても美味しいものですよね。
それは、そばに自分が欲している栄養があるからです。
そばには、ビタミンB1、ビタミンB2がたくさん含まれています。
これらのビタミンB群には、エネルギーをたくさん産み出す効果があります。
ビタミンB1には脚気(かっけ)を予防する効果のほかに、疲労を回復する効果があり、疲れにくい体を作るはたらきがあります。
夏にそばを食べる人が多いのは、そばが冷たいという理由だけではなく、暑さによる疲労をなくす効果があることも、理由のひとつですね。
ほかにも、そばには食物繊維も豊富にあり、便秘の予防・解消にもなります。
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便が出ないという人は、そばを食べてみるのも一つの方法です。
さらにそばには、ルチンという老化を防止する栄養素が入っています。
あまり聞きなれない栄養ですが、これはポリフェノールのひとつです。
ポリフェノールは知ってる人も多いと思いますね。
ポリフェノールには抗酸化作用があって、アンチエイジングや美肌の効果もあります。
まとめ
年越しそばを食べる理由は、一年の厄を断ち切るためというものでした。
また、脚気という病気とも関わりがありました。
でも現代の人はそのようなことは、あまり気にせず食べているようです。
そばを食べるのはただ単に、おいしいから、ですよね。
おいしいというのはそれだけで、食べるには十分すぎる理由だと思いませんか?
おいしいそばを想像すると、年越しそばが待ち遠しく感じたのではないですか?
そんな人はいますぐ、そばを食べちゃってください!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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