快晴と晴れと晴天の違いとは?天気に詳しくなれる面白い雑学満載!



天気予報を見ているとお天気キャスターが、

 

「明日は晴れになります」とか「今日は雲一つない快晴でしたね」

 

ということがあります。

 

これを聞いて私は、晴れと快晴の違いについて疑問に思いました。

 

ただ晴れっていうよりも、快晴の方がいい天気なのは直感的にわかりますけど、この2つの明確な違いは何なのかが気になったんです。

 

この快晴と晴れの違いは、確か学校で天気の授業のときに習ったような記憶があるんですよね。

 

それから快晴や晴れのほかに、晴天という言い方もありますよね。

 

そこでここでは、快晴と晴れと晴天の違いについてまとめてみたいと思います。

 

この記事は、

・快晴と晴れと晴天の違いが気になる人

・天気に詳しくなりたい人

・面白い雑学が知りたい人

に宛てています。

 

これを読めば、快晴と晴れと晴天の言葉の意味が分かって、その違いが明確にわかると思います。

 

いろいろな雑学を交えて説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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快晴と晴れと晴天の違いとは?

 

天気でよく使われる快晴と晴れと晴天の意味についてですが、まず辞書的な意味は、以下のようになります。

 

【快晴】

晴れ渡ったよい天気。気象学では一日の平均雲量0~1をいう。

【晴れ】

空が晴れていること。晴天。

【晴天】

晴れた空。また、天気がよいこと。

参考文献:福武国語辞典

 

辞典で調べてみると、快晴については具体的な意味がわかったものの、晴れと晴天については違いがよくわかりませんでした。

 

ちなみに、晴れの説明文ですが、「空が晴れていること」というのは説明になっていませんよね。

それだけ晴れの説明は難しいということなんでしょうかね。

 

そこで気象庁の天気予報等で用いる用語で調べてみました。

 

【快晴】

雲量(うんりょう)が1以下の状態。

【晴れ】

雲量が2以上8以下の状態。

【晴天】

備考:音声伝達では、「晴れ」、「晴れの天気」などを用いる。

参考サイト:気象庁 予報用語 天気

 

※ 「晴天」に関しては、用例の説明がありませんでした。

また注意事項の一つとして備考のことが書いてありますので、気象庁が公式で使っている言葉ではないようです。

 

以上のことから、それぞれの違いを詳しく見てみましょう。

 

快晴と晴れの違いとは?

 

気象庁の予報用語を見てわかる通り、快晴と晴れは明確に違います。

 

この快晴と晴れの違いは、雲量の違いにあります。

 

快晴は雲量が1以下ですから、雲量は0か1になります。

そして晴れは、雲量が2~8までですね。

 

ですから晴れとする条件の方はかなり幅が広いんですね。

 

ちなみにここでいう雲量とは、空の全天に対する雲の割合のことです。

 

日本では雲量は、0~10の11段階に雲量不明を加えた12段階で表します。

 

晴れているときでも、雲一つないときと雲が点在してるときがありますよね。

 

ですので快晴の方は、かなり条件が厳しいことがわかりますね。

 

快晴と晴天の違いとは?

 

快晴と晴天はどちらも天気がいいという意味の点は同じですが、快晴が気象用語であるのに対し、晴天の方は気象用語ではありません。

 

晴天は気象用語として明確な定義がないため、雲一つない快晴のことを晴天と表したり、少し雲がある晴れのことを晴天と表すこともあるのです。

 

福武国語辞典の説明にもあるように、晴天は「晴れた空。また天気がよいこと」と、意味が広いので誤解を生みやすい表現なのですね。

 

晴天の意味をもう少し詳しく調べてみると、晴天は「雨天」に対する語だということがわかりました。

 

また晴天の使い方は、「晴天に恵まれる」という形で使われることが多いということです。

 

晴れと晴天の違いとは?

 

晴れと晴天の違いは、快晴と晴天の違いと同様に、気象用語であるかどうかがポイントです。

 

つまり、晴れは気象用語とされますが、晴天は気象用語とされないのですね。

 

ですが、辞書的な意味を見てもわかる通り、晴れと晴天はとてもよく似た言葉なんです。

 

気象学的には晴れは雲量によって明確に決められていますけど、普段私たちが使う「晴れ」とは、雲の割合をそんなに気にしていませんよね。

 

つまり快晴のことを晴れといっても間違いではありませんよね。

 

それは、晴天でも同じことがいえるのです。

 

なので結論を言いますと、晴れと晴天の違いは、気象学的に定義されている言葉かどうかだけで、その意味に違いはない、ということです。

 

快晴や晴れ、晴天に関する言葉の面白い雑学!

 

快晴や晴れという言葉には、きまりや使い方、表現などおもしろい雑学があるのでご紹介しますね。

 

快晴の定義!こんなときは快晴といわない!

快晴の定義は、雲量が1割以下の場合のことです。

 

ですが、雲量が1割以下であっても、次のような場合は快晴とみなされません

 

・雨が降っているとき

・雷が鳴っているとき

・霧や煙など視界が悪くなる現象があるとき

 

快晴の条件は太陽がしっかり出ていて、他に余計な気象があってはいけないのですね。

 

なかなか快晴の条件は厳しいことがわかりますよね。

 

ちなみに、日本で一番快晴が多い県はどこだと思いますか?

 

実は、埼玉県なんです。

 

2014年の統計によりますと、埼玉県の年間快晴日数は64日となっていますよ。

 

参考サイト:都道府県格付研究所

 

予報文では快晴は使わない!

 

気象用語の快晴の説明を見ていて気になることがありました。

 

それは、快晴は予報文では用いない、ということです。

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快晴という言葉はよく聞きますが、予報文では使われない言葉だったんですね。

 

日本人なら知っておきたい晴れを表す表現!

 

晴れという言葉の表現はたくさんあるので、まとめてご紹介しますね。

 

日本晴れ(にほんばれ)…快晴の中でも雲がまったくなく、視界もはっきりしているとき。

五月晴れ(さつきばれ)…五月の快晴。

梅雨晴れ(つゆばれ)…梅雨時に見られる晴れ間のこと。

油照り(あぶらでり)…薄曇りでじりじりと日が照ること。

カンカン照り(かんかんでり)…太陽が激しく照りつけること。

秋晴れ(あきばれ)・秋日和(あきびより)…秋のさわやかな快晴のこと。

小春日和(こはるびより)…初冬、春のように暖かいこと。

冬晴れ(ふゆばれ)…冬の晴れ上がった天気。

雪晴れ(ゆきばれ)…雪がやんだ後の晴れ。

夕晴れ(ゆうばれ)…夕方になってからの晴れ。

参考文献:福武国語辞典

 

晴天の霹靂(へきれき)は間違っている!

 

晴天の霹靂という言葉を聞いたことがあると思いますが、実はこの書き方は間違っています。

 

正しくは、青天の霹靂と書きます。

 

晴天と青天はとても間違いやすいので注意しましょう。

 

ちなみに青天の霹靂とは、雲一つない青空に突然雷が鳴ることをいっています。

 

霹靂(へきれき)とは雷が激しく鳴ることという意味なんですね。

 

ですので、青天の霹靂の意味は、「思いがけないことが起こること」となります。

 

おまけの雑学!降水確率の意味とは?

 

晴れとは反対の雨が降るときについての雑学を1つ紹介しますね。

 

天気予報を見ていると降水確率30%といったりしますよね。

 

この30%とはどういう意味なのでしょうか。

 

実は、降水確率とは予報区内で1mm以上の雨か雪の降る確率のことを表しています。

 

つまり降水確率30%とは、30%という予報が100回発表されたとき、そのうちの約30回は雨が降るという意味なのです。

 

ですから、降水確率は30%の地域に雨が降るという面積を表しているのではないのです。

 

まとめ

 

ここでは、快晴と晴れと晴天の言葉の違いについてまとめてみました。

 

普段よく耳にする言葉ですけど、微妙な意味の違いがあることがおわかりいただけたかと思います。

 

また快晴、晴れ、晴天などの言葉にはいろいろな雑学もありましたね。

 

天気を表す言葉はたくさんあって、本当に奥が深いですよね!



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